軟骨が悪いと何がいけないの?|豊田市で骨つぎ・交通事故治療・姿勢改善・マタニティ整体ならのっと接骨院

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軟骨が悪いと何がいけないの?

こんにちは、柔道整復師リョウです。


今回、軟骨についてお話していきます。


軟骨損傷って治るのか、、、

軟骨がすり減って(変性)いくとどうなっていくのか、、、


など、難しそうなことを簡単に書いていきますね。


まずそもそも軟骨ってなに?というところから。


軟骨とは、骨の端っこに付いていたり(硝子軟骨)、耳や鼻を作ったり(弾性軟骨)

背骨や膝などの間(線維軟骨)にあったりします。


骨同士の衝突を防いだり耳や鼻などの形成をしています。


軟骨は字の通り、柔らかい骨の様になっていますが

実際は骨とは成分がことなり、コラーゲンという成分がメインになっています。


皆さんも焼肉やごはん屋さんで

鶏の軟骨や軟骨のから揚げとか食べたことあるのではないでしょうか?
人も同じで、硬いけど柔らかく

実際にメスを入れられるほどの硬さです。


軟骨の成分についてはこのぐらいで。


ではまず、治るのかどうかですが

損傷した軟骨が自然治癒することは、ほぼありません。


なぜかというと、血管と神経が無いからです。

血管が無いということは

栄養素や酸素の供給が無いので

治るための手段がないのです。

(実際は軟骨に膜があって、そこから少しだけはあります。)


では、損傷してしまったらどうするのか。


すごく小さい損傷であれば経過観察することもあります。

ですが、基本は手術をすることが多いです。


その内容も、病院で軟骨を作って(培養)後でくっつけたり

取れた軟骨をボルトみたいなものでくっつけたり

別のところから移植したりと

なかなか大変な手術となります。


なので、損傷しないことが一番ですが

万が一はいくらでもあります。

しかし自身では「軟骨損傷をした!」

とわかるわけではありません。


なので、関節の痛みや可動域がおかしいなと思ったら

迷わずに医療機関に受診することをおススメします。


早く処置できればこんなに苦労しなかったのに、、、

という代表例の一つですからね。


そして、すり減ってきてしまったらどうなるのかですね。


この軟骨がすり減る(変性)のには

原因不明であったり老化(一次性)のものや怪我(二次性)やなど

様々な原因が考えられます。


症状ですがこちらもまず、初期は自覚できるものではないです。


しかし、少し進行していくと違和感や動かしづらさが出てきます。


そしてここからが問題で

何も治療をやらなかった場合をご紹介します。


ステージ1

関節の中の隙間が狭くなっていきます。(関節裂隙狭小化)


動き始めの痛みが出てきて

だんだん曲げづらさも出てきます。

そしてここから、とあることが進んでいきます。

それは、変形性関節症(以後 OA と記載します。)というものです。



ステージ2

骨同士がぶつかることによって

骨の端っこがだんだんとがってきます。(骨棘)


ここからは曲げることによる痛みが強くなってきます。



ステージ3

骨同士がぶつかることにより

骨が異常に硬くなります。(骨硬化)


この時期になると痛みが激しくなってきて

正座や階段の昇降が困難になってきます。



ステージ4

衝突に耐えられなくなった骨にポツポツと穴が空いてきて

その中に水が溜まってきます。(骨嚢胞)


これができたら末期です。

何もしていなくても痛く、関節をまっすぐにできなくなります。

さらにここまでなると、かなり変形が目立つようになります。



聞いたことがあるかもしれませんが

こうなったら治療は手術しかありません。

それも、人工関節置換術といって、関節を変えてしまいます。

そうすると、動きの制限はあるし

場所によっては何年かに一度交換しないといけないしで

身体と心にかかるストレスが大きくなります。


OAにならない為にも


日々のストレッチ

適度な運動

生活習慣(関節に負担がかからないようにする)


など、セルフケアをしたり

定期的なメンテナンスをすることによって

早期発見早期治療ができるとなおよいです。


軟骨は「沈黙の臓器」の一つといえるかもしれません。


できる限り健康で、長く活動できるよう

自身の身体と向き合ってみてください。


以上軟骨についてでした。