捻挫癖って??|豊田市で骨つぎ・交通事故治療・姿勢改善・マタニティ整体ならのっと接骨院

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捻挫癖って??

こんにちは、柔道整復師リョウです。


今回は接骨院に来院されることの多い、「捻挫」についてご紹介していきます。


捻挫とはよく聞けど、何がどのようになっているのかよくわからない

といった方が多いです。


捻挫とは、「靭帯損傷」の中の「1度損傷」に当たります。


靭帯損傷には1度~3度損傷まであり


1度損傷は伸びた状態

2度損傷は部分断裂

3度損傷は完全断裂


となります。


まだ、伸びた、とか少しちぎれてしまった、であれば

手術をせずに治療を行っていきます。(これを「保存療法」といいます)


完全にちぎれてしまった場合、怪我をした場所や年齢、生活環境によって

保存療法にするか、手術(「観血療法」といいます)にするかが決定します。


では、いわゆる「捻挫」はしてしまってからどのような過程で治っていくのでしょう。


捻挫というのは通常、約3ヶ月かけて治癒に向かっていきます。

よく「癖になる」と言われていますが、そうではないのです。


痛みがなくなったから、、、

日常生活に支障がないから、、、

運動をしても今まで通りのパフォーマンスができているから、、、

だから治った、ではありません。


靭帯を損傷をすると、まず炎症を起こします。

いわゆる腫れて、何もしなくても痛くて、熱をもっている時期です。


この時期は当然ですが、痛いから安静にしますし

腫れているから固定や冷やすことの

大切さはわかってもらえることが多いです。


その後良くなってくると、慢性期に移行していきます。

この頃から、痛みや腫れといった症状が落ち着いていくため

自覚症状がなくなっていきます。

そうすると1、2ヶ月で治療を終了してしまう方がみえます。


しかし最初にある通り、3ヶ月間は治っていない状態です。


それがなぜかというと

靭帯としての機能を受傷時に失ってしまうからです。


これが少しずつ戻ってきて、早くても3ヶ月はかかってしまいます。


なのでまだ2ヶ月ほどのタイミングでは


「痛くない、腫れてない、異常なし!」

と思っていても、靭帯自体は


「まだ仕事復帰できていません!」

と、ギャップが生じてしまいます。


固定していなかったり、負担の大きい運動などを行うと

緩い関節に負担がかかり、靭帯は機能を果たせず

またひねって再受傷をする、といった流れができてしまうわけです。


なのでそれまでは、固定をしながら活動したり

しっかり治療を継続していく必要があります


そのまま何もしないでおくと、些細なことでまた再受傷、、、また治療、、、を繰り返して

最終的に「癖になっていってしまいます。


このように、ただの捻挫、されど捻挫、と

用心してしっかり治していけられれば「癖」になることはないので

もしやってしまった場合はしっかり治療をしていきましょう。


以上、捻挫についてでした。