筋肉・腱・靭帯って何が違うの?
こんにちは、柔道整復師リョウです。
よく質問されることがあります。
「靭帯って何?」「腱と靭帯って同じじゃないの?」
今回はこういった質問が多いかったので、絵もみながら説明していこうと思います。
ちなみにお手製です。
まず、筋肉。
筋肉は何となく想像できるかと思いますが、身体の様々な器官を動かす働きをしています。
例えば、関節。
関節とは、骨と骨のつなぎ目になるところです。
指を曲げたり伸ばしたり、身体を丸めたり起こしたり
運動をするのに欠かせないです。
あと、内臓器。
これは意外かもしれませんが、不随意筋といって
自分の意志で動かせない筋肉です。
心臓もそう、胃も小腸も筋肉でできています。
身体のいたるところにあって、色々な働きをしてくれています。
柔軟性も高く、一番伸び縮みできる組織ともいえるでしょう。
次は、腱。
皆さんに一番なじみがある代表的な腱は
「アキレス腱」ではないでしょうか。
では、腱ってそもそも何なんでしょう。
役割としては、「骨と筋肉のつなぎ目」
の役割をしています。
なので
「 骨 → 腱 → 筋肉 → 腱 → 骨 」
となっているわけです。
組織としては筋肉ほど伸び縮みをせず、硬い組織になっています。
さらに腱は比較的簡単に触ることができます。
例えばアキレス腱が一番わかりやすいですね。
あと、手の甲もわかりやすいです。
手を思い切りパーにすると腱が浮かび上がってきます。
さらにさらに、「 腱 → 筋肉 → 腱 」
となっているところの変わり目を
「筋腱移行部」というのですが
いわゆる「肉離れ」を非常に起こしやすいです。
最後に、靭帯。
靭帯は少し想像しにくいかもしれませんね。
よくスポーツ選手が怪我したときに起こすのが
「前十字靭帯損傷」や
「内側側副靭帯損傷」
なんかが多いです。
あとスポーツ選手に限らず最も多い怪我として
「足首をひねって捻挫」ですね。
これも「靭帯損傷(前距腓靭帯損傷)」に含まれます。
前置きはこれぐらいに、では靭帯の働きって何?
靭帯は、「骨と骨をつなぎとめておく」ことが仕事です。
なので、「 骨 → 靭帯 → 骨 」となっています。
また、靭帯の組織は「腱」ととてもよく似た成分で
ほとんど伸び縮みしません。
なので 腱・靭帯 ともに怪我をすると
少し治すのが大変になってしまいます。
もし怪我をしてしまって、とか
痛いな、とかあるようでしたらお気軽にご相談ください。
以上、骨にくっつく組織たち でした。