とても大事なRICE処置
こんにちは、柔道整復師リョウです。
今回は、怪我をしたらまずこれをやることが大事!!!
なことである「RICE処置」についてお話していきます。
みなさんはご存じでしょうか、RICE処置。
聞いたことがある人は少ないかと思います。
また、聞いたことがある人でも
具体的にどんなことかって知らない方が多いかと思います。
この「RICE」
このまま「ライス」と発音するのですが
当たり前にお米のことではありません。
これは、とある言葉の頭文字を取って「RICE」となっています。
では、各言葉ですが
R:Rest(安静)
I:Icing(冷やす)
C:Compression(圧迫)
E:Elevation(挙上)
の4つとなっています。
これらは、怪我をした(炎症を起こした)時に
悪化を防ぐためにすごく大切になります。
では、一つずつご紹介します。
まず、Rest(安静)
これは言わずもがなかなと思います。
怪我をしたのに無理をしたらどうなるか想像できますよね?
まず1番大事になるのがこの安静にすることです。
怪我をしたら無理をしない、仕事もスポーツも
任せられる人がいるなら任せて、自分は無理をしない。
悪化してしまっては元も子もないですからね。
続いて、Icing(冷やす)
こちら、よく迷われる方が多いです。
では何と迷われているかというと、温めるか冷やすか。
急性期=炎症を起こしている部位って
イメージ出血している状態とよく似ているのです。
では、温めたらどうなるでしょうか?
血流がよくなり、損傷部位にも血液はたくさん供給されます。
そうすると出血しているところはたくさん出血して
腫れが増してきてしまいます。
できる限り腫れを抑えていきたいのに、増してしまってはよくないです。
なので、温めるよりも冷やす。
冷やすことで血管が細くなり、血流が悪くなります。
そうすることによって、患部に血流が行かない=腫れにくい
ということができるわけです。
冬、すごく寒くても
あまりお風呂で温まりすぎることはおススメしておりません。
身体を冷やしてはいけませんが、患部は冷やすことを心がけると良いですね。
また冷やす時間の目安ですが、15~20分間冷やします。
そうしたら40~45分間冷やさない時間を作ります。
冷やしすぎると凍傷を起こすため、注意が必要です。
また、氷を直当てするのも凍傷のリスクを高めるため
氷水を作って当てることをおススメします。
そして、Compression(圧迫)とElevation(挙上)
これらも、腫れを抑える為に大切なことです。
圧迫することで腫れや内出血を抑えることができます。
圧迫は、これから腫れてくる場所に対して行うので
強すぎると血液の循環を悪くしすぎて
循環障害を起こしてしまうので注意です。
手先足先が痺れたりうっ血していないか
など、注意をして行うことが大切になります。
また、挙上も同じくです。
腫れ、内出血を抑える為に行います。
挙上するときは心臓よりも高くすることが大事です。
血液は心臓に戻るので、戻りやすい環境を
作ってあげるのがポイントになるわけです。
今回話した「RICE処置」ですが、圧迫と挙上は
可能であればやった方がよい、という感じです。
安静と冷却は可能な限りやった方がよいです。
手軽ですし、効果が高いため
怪我してから治るまでに大きく影響します。
また、これはRICE処置をしたらよいのか
など、悩むようであれば一度お気軽に相談ください。
適切な対応をお伝えさせていただきます。
以上、RICE処置についてでした。