震えて硬くなる筋肉
冬場の寒さにご用心
こんにちは、柔道整復師リョウです。
11月に突入したのに、半袖で外出できる日があるとは思いませんでしたが、
月末になりいよいよ寒さも増してきましたね。。
ところで皆さん、寒さ対策は万全でしょうか??
朝、昼、夜と寒暖差が激しいけど、「脱ぎ着がめんどくさいから、、、」
と対策されていない方もいるんではないでしょうか
実は寒い中活動をしていたり、寒い中過ごすと
身体が硬くなってしまい怪我のリスクが高くなってしまいます。
実際にこのくらいの時期から「ぎっくり腰」や「寝違え」等で
来院される方がとても増えます。
ではなぜ、身体が硬くなってしまうのでしょうか??
冷気に当たっている部分が凍ってしまう、なんてことはあり得ません。
これは、寒いと身体が「震える」ことによって引き起こされてしまいます。
人は体温を常に一定に保たなければなりません。
そのおかげで免疫力なども保たれるわけです。
なので、外気温につられて体温を下げるわけにはいかないのです。
では、「熱」を発生させているのって何があるのか?
それは
代謝性の熱発生
非ふるえ熱発生
ふるえ熱発生
の3つがあります。
代謝性の熱発生 とは、食べたものの栄養素を分解をしたときに発生する熱です。
さらにこの時 「内臓器」 も動くことで熱が発生します。
ご飯を食べた後って、少し身体が暖かくなるのを感じたことがあるのではないでしょうか。
また、非ふるえ熱発生 は、この分解された栄養素をエネルギーに
変換するときに発生する熱のことです。
この、
食事 → 消化 → エネルギー変換
のなかでだいたい体温を保つことが出来ます
しかし、今回の問題は 「ふるえ熱」 についてです。
これは、筋肉を「小刻み」に震わすことで、熱を発生させます。
これは例えば、運動をすると身体が熱くなりますよね?これは、エネルギーを分解した際に熱が発生しているのです。
ということは、、、
冬、寒さ対策をせずに震えていると
何もしていないのに 「運動」 をしていることと変わらなくなります。
知らず知らずの間に筋肉の硬さは蓄積していき、大掃除やお仕事などで
少し無理をしたら、、、となってしまうわけです。
なのでこれからの季節、寒さ対策として
①脱ぎ着できる服の常備
②カイロ等暖かいもの、暖かい飲み物(体温を上げてくれる飲み物)
③ストレッチ
をおススメしております。
ストレッチはなぜ?と思われるかと思いますが
硬い筋肉は60%ぐらいしか使えないのに対し、ストレッチでほぐされた柔らかい筋肉は90%近くまで使えるようになるため、代謝が上がります。
結果体温は保たれやすくなります。
これからの寒い季節、怪我無くよい年越しができるよう過ごしましょう。